リトルウィッチ_ハロウィン22

2022年10月30日

( 版権イラスト ・ 音楽 ・ 雑記 )

今年も ギリギリ間に合った

「 リトルウィッチアカデミア 」 & 「 BNA 」
( TRIGGER社 アニメ )


を MIXした  ハロウィン コスプレ絵

今年 自分的には意外にも  「読書の秋」

学生時代  大いに サボり倒した  日本史の授業
世界が色々と 動き出している今
ここぞ と いう時に置いていた  中学歴史の教科書 を 
もう一度 読み返しておくべき だと考えた

タダ 読むだけだと アレなんで
資料画を 参照して 絵も描いてみよう  と いうコトに なり・・  

今年の テーマは

「 ヒストリッチ×BNA 」(明治時代を中心に)

自分の絵 と 元の参照絵 を 張り合わせ
当時の出来事 を 簡易に  振り返ってみようと 思いマス
( 間違い も あると思いますが ご了承ください )



【 ベアーズ の ええじゃないか 】


ベアーズ 旅一座  が 踊り騒ぐ

こうした 浮世絵師の絵 を  真似て 描いてると
色使い の バランス や 範囲  が とっても絶妙!
ゴッホ氏 も 感動していた理由が 自分にも分かった (気がする)


「 豊饒御蔭参之図  」の 一部  作:歌川 芳幾

・・・・・

『 大政 奉還 』

ペリー来航による 開国後   不平等条約・植民地化の危機 等  の 理由で
トラブル が 相次ぐ中  海外からの伝染病や 災害・凶作  も 重なり
江戸幕府への不満が 一気に向上   各地で 一揆・打ちこわし が 発生

さらに 民衆は 世直し訴え「ええじゃないか」と はやしたてて踊りまわった

そして 1867年10月 政権を朝廷に戻す  大政奉還
さらに 倒幕府軍は 天皇中心の政治に戻すことを宣言  王政復古の大号令
長く続いた  江戸幕府は こうして終焉を迎えた



【 LWーBN_A 】


人間 も 獣人 も 精霊 も アニメが別でも
現実的には無理でも アニメでは可能  それが 空想科学


「 天地の秤にかけて人民に上下の別なき図 」 開化の本 初編

・・・・・

『 四民 平等 』

新時代の幕開け と 同時に 様々な改革を行った  明治維新
全ての藩を廃止して県を置く  廃藩置県

そして
皇族(天皇一族)・華族(公家・大名)・士族(武士)・平民(百姓・町民)
統一的な身分の有り方を目指す  四民平等
誰でも名字を名乗れる ・ 異なる身分の結婚
職業の選択 住居 旅行 の 自由 ・ 人身売買の禁止 など

えた・ひにん の 身分 だった人達も 解放令 により 平民 の 立場と なったが
根付いた差別 は 無くならなかった



【 講師 フィネラン の 暗算授業 】


生徒
(左上から)
スーシィ ・ アッコ ・ ロッテ ・ ケイティ ・ シャオイー
(左下から)
みちる(BNA) ・ エイブリー ・ ガリー ・ ソラ

アッコ は 居残り


「 小学指教図(加算並 減算呼声) 」 作:葛飾 正久

・・・・・

『 富国 強兵 』

コチラも 明治維新 改革の1つ

既に ヨーロッパ国 が 東アジア へ 勢力を延ばしつつ ある中
そうした勢力に 対抗出来る国を目指す 日本 の スローガン
学制 兵制 税制 など

6歳以上の男女は全員 小学校へ通う制度  学制 を 導入
( その授業の様子を描いた1つが 上図の算数授業 )

満20歳以上の男子 に 兵役を義務付ける  徴兵令(各地で反発)

土地の所有者に地券を発行  地価の3%を政府に納める  地租改正
( 後 地租改正反対の一揆 が 起こり 2.5%に引き下げ )



【 カガリ アツコ の オッペケペー歌 】


♪ おっ  おっ・おっ・オッペケ ア・ツ・コ!
「 それは ズンドコ節 だっての 」

おアト が ヨロシイようで・・   からの~
「 オッペケペッポーポー!! 」


「 オッペケペー節 」 川上 音二郎

絵図は 音次郎 と 表記されてるが  どっち?

・・・・・

『 自由民権運動 』

憲法で 国民の自由と権利  国会を開き 国民が参加する 立憲政治 の 導入を
日本でも目指すものの  なかなか実現せず
1日でも早く  国会の設立 立憲政治の実現を求める  自由民権運動 が 始まる

各地で演説会を開き  民衆の間で流行したのが
川上音二郎 の オッペケぺー節  演説の主張を歌にした事により 演歌と呼ばれた

次第に 活動も落ち着く中  1885(明治18)年
伊藤博文 を 初代内閣総理大臣 と した   内閣制度 の 始まり
89年2月11日 に  大日本国憲法 発布
さらに 民法・刑法・一夫一婦制  など の 導入

当時のアジアでは唯一  近代的 立憲国家 の 誕生



【 アマンダ チーム の 半魚人釣り 】


元絵の構図からして アマンダ チーム が 最適かと
ビゴー氏 の 数ある風刺画でも 特に有名なヤツ

ちなみに  看板持って座られてる御方 は  ピエロに扮したビゴー氏 です


「 魚釣り遊び 」 作:ジョルジュ・ビゴー

・・・・・

『 朝鮮半島 を 狙う三国 』

当時 朝鮮半島 は
親清派 の 事大党  親日派 の 独立党  で 対立していた

日本の支援を受けた 独立党が クーデターを起こす
透かさず 清国は 兵を出し クーデターを阻止  甲申事変)
そこから  日本 と  の 対立が深まる

その後  東学(反キリスト)を信仰する 農民達が
重税 や 海外侵略の反発 により  反乱が起こる (甲午農民戦争)
それを鎮圧し 朝鮮半島 に 肩入れしたい
 に 続き 日本 も 出兵

結局  二国は対立し 日清戦争 が 始まる
その戦争で どちらが勝つか 様子見している ロシア
そうした三国 の 関係を描いてるのが  ビゴー氏 「魚釣り遊び」



【 CHINEーEXPRESS GAME 】


清国 各地を巡り より多くの荷物を届けた人が 勝ち

キャラ は  国籍 に 合わせました
(左から)
ダイアナ(英)サラ(仏)ヤスミンカ(露)コンスタンツェ(独)アッコ(日)


「 鉄道遊び 」 作:ジョルジュ・ビゴー

・・・・・

『 清 を 荒らす 列強国 』

日清戦争 で  が 敗れ  下関条約 にて 日本有利の内容が結ばれた後
ロシアは ドイツフランス 引き連れ
遼東半島 を  に 返還するよう求める  (三国干渉)
三国相手 に 対抗できない日本 は その要求を呑む(賠償金追加と引換)

その後 ロシア は 返還された半島を  から租借して 軍事施設を配置
さらに ヨーロッパ列強国 ドイツイギリスフランス なども
 の 重要地を租借して  港 ・ 軍事施設
そして  鉱山の開発 ・ 資源を運ぶ 鉄道の建設 を 進め  利益を得ていた

列強国が群がり 鉄道を敷いていく様子を描いたのが 「鉄道遊び」
ちなみに 日本人がムスッと しているのは  三国干渉 の 件を表している



【 シャリオ_イズム 】


お互い ャリオ に 憧れていた真実
もう 仲たがい してる場合じゃないゾ

永遠に仲良し で ある事を  ここに誓います!


「 日英同盟記念 絵はがき 」 三越 呉服店

・・・・・

『 日英 同盟 』

事は  義和団事件 から

当然 自分達の土地だった場所で 好き放題されてる  の 国民はカンカンだ
「扶清滅洋」で 集結した 義和団 が 列強国の施設を次々に襲った
ロシア日本 を 中心とした 8カ国が この乱を鎮圧

その機に 満州を占領した ロシア に 日本 は 警戒
さらに イギリス も  ロシア の 勢力拡大に 警戒
よし 手を組もう  日英同盟 へ
互いの意図は ともかくにして・・



【 悪党共 に 泣く監督 】


結局 一番の 被害者は いつも 平民
ベアーズ監督(ダンテ) と いうキャラは   何かと 汎用性がある

元絵(下図)に 書かれている文字が はっきり判明 出来なかったので
自分でテキトーなフレーズを  色々と 放り込んだ


「 増税に泣く国民 」 作:北沢 楽天(?)

タイトル名 作者名  共に  ハッキリした情報 手に入らず

・・・・・

『 日露 戦争 』

ロシア勢力 が 朝鮮半島 へ 延びる中
日本 は  コチラが 朝鮮半島 の 支配下だと主張
互いの交渉が まとまる事は 当然無く
日本 が ロシア拠点を攻撃  日露戦争 へ

この戦争は 互いに悲惨なモノだった  死傷者数 も 膨れ上がる
 
戦争は長期化し 日本の戦費は 国家予算ほぼ6年分(イギリス・アメリカ からも借金)
増税 も 大幅に上がり 国民が苦しむハメに

同じく  ロシア も 国民生活が悪化 国内で革命運動も起こり
次第に 日本との和平 を 求める声が多くなった


そこで  日本 の バックに居た アメリカ が 仲介役に立ち
日本有利 の 条約を結ばせた  (ポーツマス条約)

この戦争は 日本勝利 と なっているが  実際は どっちも 負けた様なモン
ロシア側から見れば この 日露戦争も まだ決着には至っていない と 考えるべきだろう


話は 現在に 戻るが
日露戦争 や 第一次世界大戦  と  今の ロシア・ウクライナの戦争
なんだか共通点が 色々ある様に 思う

けど 決定的に違う部分  それはやはり 核兵器の存在


他にも まだまだ描きたいネタは ありましたが
ハロウィン が 期限ってコトで  大幅に割愛
( まぁ この辺の時代から シビアな部分も結構あるし )

また機会あれば  縄文時代から 絵を描きつつ 振り返ってみるのも
アリだなぁ と 思ってマス


【 参照・引用  資料本 】

「 中学社会歴史 [平成28年度] 未来をひらく 」 教育出版

「 グラフィックワイド 歴史 」 東京法令出版



< ドローイングBGM >

土取利行 / 川上音二郎のオッペケペー節 : Hiphop Remix

【 世界のオッペケペー 】

がんばれゴエモン宇宙海賊アゴギング / インパクトBoss

【 ザンギリ開化 】

Marc Smith / Encounters

【 列強_列車 】



( 雑記 )
< 想像する歴史 >

とにかく暗記!!  ガキの頃は それが つまらなくて仕様が無かった 歴史の授業
けどオッサンに なった今  色々 眺めると  むしろスゴイことだらけ

まぁ ほとんど戦争ばっか なんだけど
その中でも色々な 文化・交流 が 生まれつつ 進歩してゆく
歴史 は  覚えるものでなく 想像するものだ!

ってのを 中坊に 言ったって 無理か

けれど  想像できる事が 出来ていたなら
歴史 が 一番 面白い授業 に なっていたのかもしれない

中学教材 を 読んで思う  秋の読書 でした


閲覧  ありがとう ございました


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